ケモタイプ精油の重要性

あなたはアロマオイル(精油)をどのように活用されたいですか?

メディカルアロマでは病気の予防として
また不快症状の緩和として精油を利用します。

生徒さんの大半が、できるだけお薬を飲みたくない。
お子様にできるだけ、お薬を飲ませたくない。

と学ばれています。

ナード・アロマテラピー協会認定校の講座
アロマアドバイザーアロマインストラクターコース
のメディカルアロマテラピーでは、「ケモタイプ精油」
精油の定義となっています。

今回はその理由をご紹介致します。

ケモタイプ精油は使用用途が明確

同じ学名(世界共通の名前)の植物でも産地、
土壌、気象条件の違いによって、植物体内で
違う成分の精油を作ることがあります。

成分を分析してみないと、どんな成分が
どれくらい含まれているのかは分かりません。

成分を分析して、成分構成の
種類により、同じ種類や違う種類に分類した
精油のことをケモタイプ精油といいます。

成分が違うということは
効果が違い、当然、使用目的が違ってきます。

ケモタイプ精油は成分が明確なので、使用目的が
明確になります。

ローズマリーを例に説明します。

ローズマリーは「Rosmarinus officinalis
という世界共通の学名ついています。

そして、産地の違う同じ学名のローズマリーを
成分分析し、成分の違いより、3種類のケモタイプに分類しています。

  • 「ローズマリー・カンファ―」は肩こり、ダイエットに有効です。
    (成分:モノテルペン炭化水素類、ケトン類、カンファー)
  • 「ローズマリー・シネオール」は風邪予防に有効です。(成分:酸化物類)
  • 「ローズマリー・ベルベノン」は肝臓の機能を高めるのに有効です。
    (成分:ベルベノン)

このように同じ植物なのに含有成分が違って、使用目的が違うのです。
()の中は他よりも多く入っている成分です。

詳しくはナードアロマテラピー協会が定義するケモタイプ精油とは

の記事でも詳しく説明しているのでご覧くださいね。
より、理解頂けると思います。

もし、ケモタイプ精油ではないと、どうなるでしょうか?

違う成分かもしれないけど
同じ学名から採れた精油は同じ名前の精油として
扱うことになりますので
使用目的があいまいになります。

危険を避けることができます!

精油の禁忌

精油の成分の中には危険な成分もあります。

植物だから、自然だから安心!というわけではなく
神経を刺激してしまうものや流産や皮膚刺激を引き起こしてしまう危険性
ある成分があります。

ケモタイプ精油だと、危険な成分がどれくらい(何%)入っているかが
明確ですので、危険を避けることができます。

ローズマリーで説明します。


「ケトン類」という成分は神経を刺激してしまう危険性や

流産を引き起こしてしまう危険性があります。

3種のケモタイプのローズマリーでは「ローズマリー・カンファー」が
一番多く、ケトン類を含みます。

次に「ローズマリー・ベルベノン」

この2つは神経系が弱い方、小学生以下のお子様
妊娠中、てんかんを持つ方、ご高齢の方は使用しない方が良いです。

このように危険を避けながら、効果的に精油を使うことができます。

まとめ

いかがでしたか?

メディカルアロマにおけるケモタイプ精油の重要性をご理解頂けましたか?

ほんとにたくさんの精油メーカーがあります。
今でも増え続けています。

とても、こだわりを持って、質の高い精油を提供されているところも
たくさんある反面、残念ながら、質の低いものも流通しています。

天然の植物から採った物ではないもの。
農薬を使用したもの。
不純物が入っているもの。様々です。

そんな中から、安全で質の良い、効果的な精油を選ばれ
心地よく、アロマライフを送って頂けたらよいなと思います。

もし、あなたが、メディカルアロマとして精油を
使用したいのであれば、私は「ケモタイプ精油」をお勧め致します。

香りを楽しみたい。エネルギー波動を高めたい場合は
個人的には、それに特化した精油を使用することもあります。

そのお話はまた別の機会に。

少しでも、あなたの参考になれば、光栄です。

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