横浜アロマスクール【風ら花】がお届けする、精油の深い魅力に迫るシリーズ。
今回は「幸せな気持ちになる香り」といわれるクラリセージに焦点を当ててご紹介します。
少しスパイシーで温かみのある香りが特徴で、落ち込んだ心をやさしく支え、前向きな気持ちを取り戻させてくれます。
女性の心身に寄り添う精油として、古くから重宝されてきました。
この記事では、クラリセージ精油の効果や使い方、注意点まで詳しくご紹介します。
精油プロフィール
学名:Salvia sclarea
科名:シソ科
抽出部位:花房と茎葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:フランス、ロシア、モロッコなど
植物としての特徴
クラリセージは、シソ科に属する多年草で、ヨーロッパを中心に古くから栽培されてきました。
高さは1メートルを超え、ときに1.5メートル以上にもなる堂々とした姿で、紫がかった花を咲かせます。
和名では「オニサルビア」と呼ばれますが、これは背丈が鬼のように高いことに由来しています。
歴史や文化背景
「クラリセージ」の名前は、ラテン語の「clarus(明るい・清らか)」に由来します。
中世ヨーロッパでは「明るい視界をもたらすハーブ」とされ、種子の粘液は目のケアに用いられ「アイブライトハーブ」と呼ばれていました。
また、古くから女性の心身を支えるハーブとしても重宝されてきました。
香りの特徴
少しスパイシーで温かみのある香り。
「幸せな気持ちになる香り」といわれるのは、この独特の香りが心に安心感と前向きさをもたらしてくれるためです。
クラリセージ精油の主な効果・効能
心を落ち着かせ、幸せな気持ちに導く(リラックス作用)
更年期や月経に伴う心身の不調をサポート(ホルモン様作用)
緊張を和らげ、前向きな気持ちを取り戻す(鎮静・高揚のバランス)
芳香成分類と主な作用
エステル類(酢酸リナリル):鎮静、神経バランス回復作用
モノテルペンアルコール類(リナロール):抗感染作用、リラックス
ジテルペンアルコール類(スクラレオール):エストロゲン様作用(女性ホルモン様作用)
NARDアロマスクール認定校の講師からのコメント
レッスンの「女性のためのアロマテラピー」の単元で、生徒さんがブレンドにクラリセージを選ばれたことがありました。
使用後の感想で「鏡に映る自分が美しく感じられた」とおっしゃり、職場でも「なんだか今日はかわいいね」と同僚に言われたそうです。
とても印象的なエピソードでした。
クラリセージ精油の使い方
クラリセージ精油は、芳香浴・スプレー・トリートメントオイルなど幅広く活用できます。
落ち込んだときや更年期のサポートなど、日常に取り入れやすいレシピを参考にしてください。
風ら花おすすめ処方
◉落ち込んだときの癒しスプレー
カモマイル・ローマン 1滴
クラリセージ 1滴
マンダリン 3滴
乳化剤 数滴
精製水 20ml
→ 落ち込んだ気分の時に適宜スプレーして使用。
◉更年期の心身のバランスの崩れブレンドオイル
クラリセージ 1滴
ローズ 1滴
ネロリ 1滴
ホホバ油 5ml
→ 朝・晩に胸元やお腹に塗布。
クラリセージ精油の禁忌・注意事項
エストロゲン様作用があるため、ホルモン依存型がん疾患・乳腺症・妊娠中の方は使用を避けてください。
高濃度での使用は避け、必ず希釈して用いてください。
まとめ
クラリセージ精油は「幸せな気持ちになる香り」と呼ばれるように、心を前向きに導き、女性の心身をやさしくサポートしてくれる精油です。
その効果や使い方を知ることで、日々の暮らしの中でより安心して取り入れることができます。
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今回のクラリセージ精油のように、アロマの世界は奥深く、知れば知るほど新しい発見があります。
クラリセージ精油をはじめとするさまざまな精油の効能や使い方を体系的に学びたい方、アロマを暮らしに安全に取り入れたい方は、横浜青葉区メディカルアロマスクール【風ら花】で、基礎から実践までマンツーマンでじっくり、しっかり専門的に学んでみませんか?
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